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【ウイスキー】バルヴェニー TUN 1401 batch 8【レビュー】

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バルヴェニーいきます。ウイスキーです。

 バルヴェニー蒸留所

バルヴェニー蒸留所はスコットランド・スペイサイド地方にある蒸留所で、超有名蒸留所である「グレンフィディック」の姉妹蒸留所(同敷地に建っている)です。

特徴としては…サントリーのページによれば


バルヴェニーは伝統的な職人の手作りにより丁寧に作られています。そのこだわりの一つが今でも手間のかかる伝統的なフロアモルティングを行っていることです。
麦芽の乾燥も自社で行うことで、ピートの香りづけを調整し、ライトなピート香の麦芽を製造しています。蒸溜につかう蒸溜釜も特徴的。バルヴェニーボールと呼ばれるネックにこぶが付いた独特の蒸溜釜を採用しています。これにより香りの成分をおだやかにじっくり抽出し、豊かで重厚なモルトウイスキーを作り出しています。この味を守り続けるためにいまでも専属の釜職人をかかえ、その職人技は代々受け継がれています。
樽の使い分けにも積極的。バーボン樽・シェリー樽のみならず、ワインやポートワインの樽など、様々な組み合わせにより多様なモルトを少量生産しています。

だそうです。

なお、今回紹介するバルヴェニーTUNについては↓
バルヴェニーTUNシリーズは、バルヴェニーのモルト・マスター“デイビッド・スチュワート氏”が選んだ数樽を“TUN1401”と呼ばれるオーク製のマリーイング・ヴァット(大きな木製桶)を使い手作業で数ヶ月間後熟させたもの。

今回のバッチ8では、9種のアメリカン・オーク・バーボン樽熟成原酒と3種のヨーロピアン・オーク・シェリー樽熟成原酒を使用している。
どんな飲み方でもそれぞれに味わいがあり、正に至高のウイスキーの一つ。

 

WithmeがThe Balvenie TUN 1401 batch 8を飲む


シェリー樽由来のチョコ感、そして強いオークとアルコール香を感じる。

味わいも、香りを裏切らない構成でシェリー樽由来のダークチョコレートの様な甘さとほろ苦さが前面に出てくるが後から木樽由来のバニラやスパイシーさを感じる。

この木樽感があるため、シェリー樽ウイスキーの様な濃厚な甘さが無くなり飽きが来ず何度も飲める。

アルコール感も強く、全体的に重厚な味わいでとてもバランスが取れている。加水をすると香り、味ともにアルコール感が薄まり、よりしっかりと樽の強みを感じられるようになる。


ロックで飲むとアルコール感が薄まり、水飴のような甘さが出てくる。後からアルコールのさっぱりとした風味とタンニンの渋みが出てきてキッチリ〆る味わい。


酒質がとても強いため、ハイボールにしても格別に美味しい。ハイボールの際はシェリーの甘さは大人しくなり、トロピカルな味わいでスッキリとしたハイボールとなる。

ただし、氷で冷やし過ぎたり薄めにハイボールを作るとタンニンの渋みが際立つので濃いめで氷無しのハイボールを作ったほうが美味しいと感じる。

 

まとめ

 

入手値段:40000円 (現在はオークション等で8万以上)
味わい:オーク、シェリー系
オススメの飲み方:ストレート、ロック、ハイボール
初心者オススメ度:★★★★★
コストパフォーマンス:★★★★☆
ガンギマリ度:★★★★★
入手難易度:★★★★★(ヤフオクでごくたまに見かけることがある

値段は高いが、値段に見合う味わいであり、どこかで見かけたら是非入手したほうが良いシリーズ。最近ではTUN1509という、より大きな桶を使ったシリーズが出ている。こちらも美味しいと評判なので是非試していただきたい。

 

とのこと。飲む機会があればぜひ。