今回はスキットルのお話です。
スキットルはいろいろありますが、その中でもデザイン性に優れるフィンランド製スキットル「UKKO」を購入してみました。
酒を持ち運ぶ容器、スキットル
スキットルとはなんぞや?という話をしますと、簡単に言えば「酒を持ち運ぶための容器」です。フラスコとも言います。
こういうやつですね。
映画なんかで金属容器から酒をあおる…みたいな使い方を見たことがある方もいると思いますが、あれがそうです。
ウイスキーやブランデーは長持ちする上に少量をちびちび楽しむタイプの酒ですが、持ち運びには別の容器に移し替える必要があります。というのも1本まるごと持ち運ぶには重い上に「そもそも飲みきれない」からですね。
形状としては口が小さく、ボトル部分が広がった物が多いです。ふつうは液体を入れるのに漏斗が必要です。
スキットルの利点
スキットルの多くはステンレス、もしくはチタン製で割れないという金属ならではの利点を持っています。これはとても便利な性質で、ガラス瓶ほどは扱いに注意が必要ないため、アウトドアや旅行での利用には大変便利なものです。
ただし海外旅行には向きません。液体検査を通過できないためですね。
スキットルの欠点
スキットルを使う上では大きな欠点がいくつかあります。
金属製なので酸に弱い
スキットルは金属でできているため、酸に弱いです。具体的にはワイン、ビール、日本酒といった醸造酒は基本的にNGと考えた方が良いです。
また、炭酸飲料も避けた方が良いでしょう。
長期保存には向かない
金属製のため、どうしても金属臭が酒に移ります。味も変化するでしょう。2~3日程度の、短期利用のためのものと割り切る必要があります。
…いいことがないように見えますが、割れない容器でそれなりの保存性で持ち運びができるのはとても良いことです。保存のことだけを考えればガラス容器がベストですが、ガラス容器は割れの危険性があります。ステンレスやチタンでできたスキットルは、ガラスには劣りますが保存性としては優れています。
UKKO スキットル
今回はフィンランド製スキットルをご紹介。
箱は円筒形で、酒のケースのような見た目です。
中身は円筒形の金属スキットルの周りに、あらかじめ革ケースが装着されています。
中身を出してみます。サイズ感としてはこんなかんじ。
ふたを開けたところです。円筒形のデザインで、中を見ることができます。この構造のおかげで洗いやすさ、液体の入れやすさ、さらには内部の感想させやすさも他のスキットルとは大違いになっています。
最大の利点は「漏斗なしに液体をスムーズに入れられる」ところ。これ便利なんですよね。
内容量は100mL。ウイスキーやブランデーなら十分な容量があります。
キャンプや国内旅行のお供にぜひ
というわけで、この製品の良さとしては
- 漏斗不要
- 大口径で洗いやすい
- 内部を拭き取れる
- 内部の様子を確認できる
というところでしょうか。通常のスキットルを使ったことがある方でしたら、このメリットがよくわかると思います。
キャンプや近場の旅行で、自分のお気に入りの酒を持って行くにはぴったりの製品です。スリムな形状で持ち運びやすいほか、内容量的にも十分でしょう。
難点はお値段ですが、ちょっと変わったスキットルで差を付けたい人にはぴったりだと思います。楽天やヨドバシでも販売があるので、気になる方は是非検索してみてください。
なお同メーカーのショットグラスもあるみたいですが、個人的には重ねて収納できるタイプのステンレスグラスの方が使いやすいとは思います。